書店員厳選! 年代別おすすめクリスマス絵本&小説11選【2024】
2024.12.6
今回お話を聞いた書店員さんをご紹介!
紀伊國屋書店 Kさん
普段はミステリーもホラーも文芸書も児童書も、ジャンルレスにさまざまな本を楽しんでいるというKさん📚
いちばんお気に入りの本は、想像を超える展開に衝撃を受けたミヒャエル・エンデの『はてしない物語』。
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ブックファースト Tさん
Tさんはコミックを中心にファンタジー小説も好んで読まれるんだとか🧚♀️
人生の一冊は、読むたびに泣いてしまうという『ルドルフとイッパイアッテナ』(斉藤洋 作、杉浦範茂 絵)。
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[幼児〜小中学生]子どもにオススメの絵本
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
中川李枝子 山脇百合子 著(福音館書店) 1,100円
出版社からの内容紹介ぐりとぐらは、森で雪の上に大きな足あとを見つけました。足あとは森をぬけ、原っぱを通り、ぐりとぐらの家まで続いていました。ドアを開けると玄関には大きな長靴、壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー、そして赤い帽子がかかっています。いったい誰? そのときいい匂いがしてきたので、台所にいってみると、そこにはまっ白なひげのおじいさんが焼きたてのケーキを作って、待っていました。ぐりとぐらのクリスマスの絵本です。
定番人気「ぐりとぐらシリーズ」の、サンタクロースが登場するクリスマス絵本。足あとを追いかけたり、おきゃくさまの正体を探るシーンのわくわく感には大人の方も楽しい気持ちになれるはず。
注目はなんとも美味しそうなクリスマスケーキ!🎂 お話もゆっくり進むので、じっくりとクリスマスの楽しさや嬉しさを感じることができますよ。
『クリスマスってなあに』
ディック・ブルーナ 作・絵 舟崎靖子 訳(講談社) 1,430円
出版社からの内容紹介ブルーナの子どものためのクリスマス絵本。
星にみちびかれて、東方の3博士の旅がはじまります。イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味を、子どもたちにやさしく楽しく伝える絵本です。
Illustrations Dick Bruna (C) copyright Mercis bv,1953-2006 www.miffy.com
“ミッフィー” の愛称で親しまれる「うさこちゃん」シリーズ のディック・ブルーナ作のしかけ絵本。クリスマスの起源を優しく教えてくれる、学びのある一冊です。
1ページめくるごとに現れる可愛らしいイラストに注目しながら、親子で「これなに? あれなに?」とお楽しみください🎄
[幼児〜小中学生]子どもにオススメの小説
『クリスマス・ピッグ』
J.K.ローリング 作 ジム・フィールド 絵
松岡佑子 訳(静山社) 2,530円
出版社からの内容紹介ジャックは、小さい頃にもらったブタのぬいぐるみが大好きです。良いことがあっても悪いことがあっても、ぬいぐるみはいつもジャックのそばにいました。
ところが、ある年のクリスマスイブ、恐ろしいことが起こります――ぬいぐるみがいなくなったのです。
それでも、クリスマスイブは、起こるはずのない奇跡が起こり、叶うはずのない願いが叶い、
あらゆるものに命が宿る日です――もちろん、ぬいぐるみにも。
ジャックがクリスマスにもらった新しいブタのぬいぐるみ
(消えた宝物のかわりにやってきた、口うるさい子ブタです)は、
大胆な計画をくわだてました。
ジャックと新しいぬいぐるみは、一緒に魔法の旅をはじめます。
失われたものを取りもどし、ジャックの一番の親友を見つけるために。
J.K.ローリングが『ハリー・ポッター』のあとに初めて書いた児童書です。さすがの J.K. ローリング、心躍る冒険やわくわくする世界観がやはり魅力的です……!
ものを大切にすることと同時に、新しいものとの出会いも提示してくれる本作。物語を盛り上げるジム・フィールドの挿絵にもぜひ注目してみてくださいね👀
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
ティム・バートン原作 代田亜香子 著(小学館) 803円
出版社からの内容紹介ハロウィン・タウンの人気者〈パンプキン・キング〉ことジャック・スケリントは、毎年おなじようにくりかえされるハロウィンの準備にうんざりしていました。
ある日、森の中で奇妙な扉を見つけたジャック。
扉の先は、ハロウィン・タウンとはまったくちがう、陽気なクリスマス・タウンでした。
その明るい世界に魅せられたジャックは、今年は、ハロウィン・タウンでクリスマスをすることを思いつきますが……。
ハロウィンからクリスマスにかけて、1年で最も心はずむ特別な季節の物語🎃🎄 わくわくを閉じ込めた魅力的なキャラクターにぜひ注目してください!
ドキドキ夢中になれるこの作品は映像作品もあるので、行ったり来たりを楽しむのもおすすめ🎥
[10代〜20代]高校生〜大人にオススメの絵本
『クリスマスのまえのばん』
クレメント・ムーア 詩 ターシャ・テューダー 絵
中村妙子 訳(偕成社) 1,760円
出版社からの内容紹介イブの夜、サンタは空からやってきた! サンタのイメージを定着させた有名な詩を美しい絵本に。1999年に絵を描き直した新版。
受賞歴:
日本図書館協会選定図書(2000)
アメリカのクリスマス絵本。暖炉の暖かさや冬の空気、クリスマス前夜のわくわくした気持ちなど、アメリカのクリスマスならではの世界観や雰囲気をたっぷり堪能することができます🎁
日本のクリスマスとの違いを探しながら読んでみるのはいかがでしょう?
『ビロードのうさぎ』
マージェリィ・W・ビアンコ 作 酒井駒子 訳・絵
(ブロンズ新社) 1,650円
出版社からの内容紹介ある日、ぼうやのもとにやってきた
ビロードのうさぎ。
たくさんのおもちゃにかこまれて
部屋のすみで小さくなっていたうさぎは「子どもに愛されたおもちゃは いつかほんものになれる」
ことを知ります。
やがて、ぼうやといっしょにすごすようになった
ビロードのうさぎに まほうがおとずれて…。
「誰かに愛されたい」という一途で純粋な気持ちが可愛くてかわいくて、胸を打たれる一冊です。
酒井駒子さんのイラストと一緒に紡がれる、切なくもジーンとくる物語をぜひ味わってください😌
[10代〜20代]高校生〜大人にオススメの小説
『クリスマスを探偵と』
伊坂幸太郎 著 マヌエーレ・フィオール 絵(河出書房新社) 1,430円
出版社からの内容紹介舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った謎の男とは……? 著者の初小説が自身の手により完全リメイク。フランスのBD作家による描きおろしイラスト付オールカラー絵本。
大学生のときに著者が初めて書いた小説(初出『文藝別冊 伊坂幸太郎』/2010年小社刊)を自身の手により完全リメイク!
デビュー以来の伊坂作品のモチーフ、
「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」……
などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。
伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。
大人気作家・伊坂幸太郎さんのクリスマス小説がバンドデシネ作家*であるマヌエーレ・フィオールの挿絵とともに完全リメイク!
*バンドデシネ・・・フランス語圏の漫画のこと。
小気味よい会話や心温まる展開、好きにならずにいられない登場人物など、伊坂作品の魅力が満載の一冊です👏 伊坂さんファンも、初めて読む方もぜひ◎
『モモ』
ミヒャエル・エンデ 作 大島かおり 訳(岩波書店) 1,870円
出版社からの内容紹介時間どろぼうと,ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語.時間の真の意味を問う,エンデの名作.
「時間」という誰にでも身近なテーマについて、巧みな物語設定や魅力的な世界観で描いた物語。自分の日々の過ごし方を振り返り「時間の大切さ」を感じることができます。
児童書の中でも人気が高い『モモ』は、小さい子どもから大人まで、読んだその時々で感じ方も変わる一冊。プレゼントにまさにぴったりではないでしょうか🎁✨
店頭にはさまざまなバージョンの『モモ』が並んでいます。お気に入りを見つけてくださいね。
ファミリーで読みたい絵本
阪急三番街の書店スタッフさんが揃っておすすめのファミリー向け絵本がこちら!
『ハリー・ポッター ホグワーツのクリスマス』
J.K.ローリング 作 ガオ・ツィイー 絵
松岡佑子 訳(静山社) 3,960円
出版社からの内容紹介もうすぐクリスマス。12月も半ばのある朝、目覚めればホグワーツは深い雪におおわれていた。
――『ハリー・ポッターと賢者の石』の第12章、ハリー・ポッターにとってはホグワーツでの最初のクリスマスの心温まる物語は、こういう書き出しで始まります。
飾りつけられた大きな樅の木がずらりと並ぶ大広間、居心地のよいグリフィンドールの談話室での夜、クリスマスの朝にプレゼントをもらううれしさ……クリスマス休暇は、ハリーにとっては忘れられない、ぬくもり、友情、ごちそう、そして驚きの魔法で満たされています。
時を超えて愛されるこの物語の中でもとくに人気のある、このクリスマスの場面が、J.K.ローリングの『ハリー・ポッターと賢者の石』からの引用と、ガオ・ツィイーの輝くようなアートの織り成すギフトブックになりました。
魔法のかかった新しい伝統のクリスマス休暇に家族全員をひたし、楽しませてくれることでしょう。
「映像作品と絵本の違いもじっくり味わいながら、お子さんと一緒にぜひ読み聞かせタイムを楽しんでもらいたいです✨ もちろんシリーズ未読の方でも楽しめます◎」
(ブックファースト Tさん)
「もみの木、ごちそう、プレゼントなど、クリスマスの楽しさがつまった絵本。登場人物たちにまた会える喜びもあり、ファンにはたまらない一冊です🪄 この絵本から本編に入るのもおすすめ!」
(紀伊國屋書店 Kさん)
ファミリーで読みたい小説
『クリスマスキャロル』
チャールズ・ディケンズ 著 村岡花子 訳(新潮社) 803円
出版社からの内容紹介ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた……。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。
クリスマスを舞台にした古典の名作。テンポが良いお話なので、ハラハラドキドキしながら読み進められます。読み聞かせしながらお子さまと楽しむのもおすすめ◎
毎日少しずつ読み進めたり、映像に触れたりしながら心満ちるホリデーシーズンをお過ごしください🎅
『絵のない絵本』
ハリス・クリスチャン・アンデルセン 著
大畑末吉 訳 松村真依子 絵(岩波書店) 2,640円
出版社からの内容紹介「この世界の生活は、月にとっては一つのおとぎ話にすぎません」 ひとりぼっちの若い絵かきのもとへ、夜ごと友だちの月が訪れて、空から見たことを聞かせます。月のまなざしが照らしだすのは、悲哀に満ちた地上の人びとの風景。旅を愛したアンデルセンの詩情あふれる名作を、絵本作家・松村真依子の柔らかな水彩絵で贈ります。
お月さまが絵描きに語るおとぎ話が第1夜〜第33夜まで収録されています。それぞれのお話は短く断片的で、お月さまの温かい眼差しを感じられるのがオススメポイント🌙
世界中が舞台になった温かく優しい物語たち。クラシックな装丁もギフトに喜ばれそうです。
クリスマスに読みたい・贈りたい本を
阪急三番街で。
読書は自分の世界を広げるだけでなくコミュニケーションのきっかけにもなる素敵な時間。阪急三番街の書店では、たくさんのクリスマス書籍が販売されています🌟
紀伊國屋書店
ブックファースト
阪急三番街で国内外の素晴らしい物語をぜひ見つけてください♪
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※内容は2024年12月6日(金)時点での情報です。